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プリンセスメーカー ゆめみる妖精

ソニー・コンピュータ・エンタテインメント SCPS 10032 育成シミュレーション
一押し:娘(ぶりっ子状態)
 私が、PSを購入するきっかけとなったゲームのひとつです。
 パソコン版と比較すると、「武者修行」「収穫祭」が無くなって、地味になった印象を受けますが、私は「より現実的になった」と解釈しています。「〜2」のとき、墓場でバイトしていたときに起こったイベントのような物が、ほぼすべてのアルバイトに複数種類存在していたり、自由行動/バカンスの途中でしか起こらないイベントなども存在し、退屈させない作りになっています。
 なにより、今までお父さん(プレイヤー)の言うことを黙って聞いていた娘が自分なりの考えを示したりわがままを言ったりするのが新鮮で、且つ親(バカ)心を刺激してくれます。それをさらに加速するのが野上ゆかなさんの澄んだ声です。ぶりっ子状態の各セリフは必聴。めろめろになれます(笑)。その中でも特別に気に入っているのが、「え〜、私のお父さんは、とっても厳しい人で〜すっと……」というセリフなのですが、段々弱くなる口調がもう「ぎゅ〜っ」と抱きしめて、「ちょっと厳しかったな、ごめんよ」といってあげたくなります。あ、これはぶりっ子状態のセリフじゃないですけど。
 いろんな局面からすべての操作ができるというのも素晴らしいです。マニュアルを見るまで知らなかったのですが、スケジュール実行中にスタートボタンを押すとメイン画面に行くことができるのですね。最初はこれを知らずに、「連続でスケジュールを入れたら『会話』できないぶん損」だと思ってました。 

 1プレイが3時間程度で終わるのもいいですね。なんとか1日に一人育てられるか?という感じです。

 私のプレイ結果は、
 一女 ありす・みなづき 王様の正妻
 次女 ちづる・かしわぎ シスター
 三女 あずさ・かしわぎ 市場勤め
 四女 かえで・かしわぎ プリンセス
 五女 はつね・かしわぎ 学校の教師
 以上です。



ありす イン サイバーランド

グラムス SLPS 00636 ギャルベンチャー
一押し:水無月ありす
 千葉麗子プロデュースで、ジャンルが「ギャルベンチャー」。有名声優採用など、なんかマニアを見透かしてるような感じがして、最初は「買わない!」と思ってたソフトでした。
 ところが、雑誌に少しずつ情報/イラストが公開されていくうちに少しずつ惹かれていき、結局買ってしまいました。何が原動力か、というとやっぱり森山犬……このゲームでは名前違ってましたっけ?……が描く、表情豊かなキャラクターイラストでしょうね。私は、表情豊かな絵に弱いです。「ヒロイン・ドリーム」も、これが購入の決め手だったような。

 で、肝心のゲームの内容ですが、ツボを押さえてます。まさに見透かされてます(笑)。
 ブティックでのサービス画面やら、カラオケボックスでのドットキャラアニメーション、極めつけのエクストラパート。でもって、絵・ムービーのクオリティは水準以上だし、全部のセリフに音声がついてるし。
 とにかく、「ギャルベンチャー」の名前は伊達じゃないってことです。

 それだけかというとそれだけでないのです。
 インターネットが発展・肥大して「サイバーランド」なる仮想空間を作り出し、その中で起こる不思議な事件を解決するネットダイバーという設定とか、最後のほうでタイトルに絡めた演出をしているところとか。
 全体的に質は高いです。

 アニメやラジオドラマなどのメディアミックスもされてます。確か今(3/15)発売中の電撃大王には読み切りコミックが掲載されてるんだったかな?詳しくはグラムスのホームページで見れますけど。
 私は、ラジオドラマCDを買おうかなあ、と思ってます。アニメは見た人の話だとあまり評判が良くないので。

 あ、オープニング曲の「とっておきのHeart Beat Time」はお気に入りの曲で、SCD買っちゃいました。



ヒロイン・ドリーム

マップジャパン SLPS 00470 ヒロイン育成SLG
一押し:舞木 静
 絵柄に癖があったり、画面写真を見ただけでは「普通の育成もの」に見えてしまうなど、見かけで損をしている作品です。私は見かけで買ったのですけど(笑)。

 このゲームの大きな特徴は、「ゲーム中の音声に一切字幕がつかない」ことです。コレだけ見ると特徴というより欠点に見えます。が、このゲームの場合「文章で表現出来ない会話の掛け合い」をそのまま収録して使用しているのです。普通は、会話の語尾がきっちり聞き取れるように、とか字幕と声が同じになるようにするために、一人一人のセリフを別々に収録して使用するのですが会話の臨場感を大切にする為にこういう手法を取ったそうです。
 「育成が難しくない」ことも、このゲームではプラスに働いていると思います。設定上、プレイヤーが育成を担当する舞木静は、何の実績もないのにこのプロジェクトに抜擢された「未完の大器」なのですから当然といえば当然ですね。それに、育成を頑張ることよりイベントを追うことのほうがこのゲームの場合重要ですから、このバランス調整は良く考えられています。
 もう一つ、「ライバルはあくまで「仲間」である」こともこのゲームの雰囲気を良くしていると思います。殺伐と競争するより、みんなで仲良くやっていきたいですよね。他のヒロイン候補もみんな魅力的だし。
 個人的には、育成時やアイキャッチに使用される静のデフォルメキャラが大好きです。データを抜き出してスクリーンセーバーを作ろうか、とか思ったくらい(笑)。マップジャパンのホームページに簡単なスクリーンセーバーがありましたが、もっと賑やかなやつが欲しいですね。最近発売された、Windows用CD−ROMはどういう内容なんでしょうか。

 初回限定版には、主題歌や挿入歌などが入ったサウンドトラックCDが付属しています。主人公、舞木静役は西村ちなみなのですが、主題歌「FLY TO FLY」を歌っているのは神楽姫子役のかないみかです。その他挿入かを歌っているのも西村ちなみではありません。なんでかな〜、と思ってそれらの曲を西村ちなみが歌っている「Chinaism〜ヒロインドリーム〜」というアルバムを買ってきて納得(笑)。いや、彼女が歌ってるのも味があっていいんですけどね。このアルバムジャケットはリバーシブルになっていて、裏返すと舞木静のデフォルメイラストが正面にきます。

 実は私は一度しかクリアしていないので、「スーパーヒロイン」のエンディングを見ていません。もう一度詳細攻略を見ながらプレイしてみようとは思っているのですが。
 ちなみに、マップジャパンのホームページの中にヒロインプロジェクトというヒロインドリーム専用コーナーがあります。


クイーンズロード

エンジェル SLPS 00711 シミュレーション
一押し:セシリア・アルセア
 赤石沢貴士のキャラデザに惹かれて買ったゲームです。買ってマニュアルを見るまで、育成じゃないシミュレーション要素があるなんてことはまったく知りませんでした。電撃PlayStationには情報が少なかったような気もしますが。それとも私が雑誌をしっかり読んでないせいか。
 マニュアルを見ると、結構な数の魔法の説明や、ユニットの説明、陣形の説明などが結構なページ数に渡って紹介されています。「実は難しいゲーム?」と思い、少し気合を入れてからスタートしました。
 が、進めてみると、コレがかなり単純かつ単調。ユニットなんて特性を考えずにパラメタだけ見て強い部隊を配置すればよいし、隊長のパラメタなんてまったく気にしなくてよいし、陣形も模擬戦の間は敵/味方の陣形を自由に選べるので無意味だし、自軍(姫)が強くなったら開始と同時に「全員で攻撃」を選べばよいだけだし、魔法はどのユニットがどの魔法を使えるかの説明がないうえに、魔法名が表示されないからマニュアルと照らし合わせて効果を調べることもできないし。
 とまあ、ゲームをクリアする為の方法としては、
 
姫だけをしっかり育てていくこと。陣形のレベルを上げる必要も各部隊のパラメタを上げる必要もない。

 ということです。

 恋愛ものとしてのゲーム要素はなく、自動的にお姫様は教練官(プレイヤー)に惚れてくれます。意図的にきつい答えばっかり返していたらどうなるかわかりませんが。
 しかし……この「クイーンズロード」の戦いって、戦争じゃなくてスポーツなんですね。ヒロインのお姫様はみんなお友達だし、あるお姫様はお気楽に自分の国を抜け出して他の国に遊びにきているし。それが悪いといってるわけじゃないんですけど、なんか「戦う事で大女王を選出する」理由がいまいち見えなかったもので。別にスポーツとかでもいいじゃない、と思うのですが。

 1プレイ時間は5時間程度、とりあえずセシリア・アルセアとティファニー・カーリアンでクリアしました。


トゥルー・ラブストーリー

アスキー SLPS 00586 シミュレーション
一押し南 弥生
 雑誌で初めて画面を見た時は「野暮ったい絵だなあ」と思ったのですが、雑誌の評価が高かったので買ってたソフトです。

 ゲーム内でのプレイ期間が1ヶ月と短い為、パラメタは女の子の自分に対する「なかよし」度と「あこがれ」度しかありません。一応、ゲーム開始時に自分のパラメタを好きに設定する事が出来ますが、どんなパラメタを設定してもエンディングは見れるということなので。
 ゲームシステムは、時間と女の子の居場所が連動している「同級生」タイプですが、このゲームの場合「居場所」とは学校内のどこかに限定されるので、「同級生」のように女の子を探して奔走することはありません。女の子それぞれの見た目/雰囲気と初期の会話で容易に居るであろう場所を予想出来るのです。
 そして、それぞれの場所で女の子に出会うと会話モードになります。女の子との関係によって会話が変わりますが、内容はないに等しく「○○さんと××に話した」という補足によってどのくらい親密かを判断出来る程度です。ちゃんとセリフがついてたらよかったんですけど、1ヶ月とはいえレギュラーキャラなら四季それぞれの会話を用意しないといけないですから、仕方なかったのかもしれません。
 で、このゲームのウリの「下校モード」です。ときメモでも、校門で女の子が待っていて一緒に帰るというイベントがありますが、このゲームのそれは「自分で話題をふれる」「デートに誘う唯一の手段である」という点が違います。特に前者の「自分で話題がふれる」というのがよく出来ていて、起こったイベントに対する話題まで用意されています。女の子の返答は学校モード時の会話と同様短くそっけないものですが、表情という反応が付き、しかも制限時間(下校中なのですから家に着いたらおしまいです)があるので、達成感は段違いです。

 プレイ時間も短く、達成感もそこそこあって良く出来たソフトなんですが、一つだけ気になる点があります。エンディングの主人公のモノローグです。「遠距離恋愛はうまくいかない」と言ったような事をいうのですが、「片方がそんな気持ちでいたら、絶対にうまくいかないぞ!」と思うのですが、プレイした他の方々はどう思いましたでしょうか?
 あ、もう一つ。私が発見したのではないのですが、音声なしでプレイしていると「目隠しイベント」のときも声がないままなので、ヒントなしで選択しないといけなくなるそうです。

 一押しは、南弥生ちゃん。オープニングムービーの雪の降る校庭で踊ってるシーンで「やられました」(笑)。ちょうどあそこで音楽も盛り上がりますし。丹下桜の声もキャライメージにばっちりあってるし。音楽といえば、この主題歌「トゥルー・ラブストーリー〜恋のように僕たちは〜」。切なげなメロディと、詩、さらに淡々と歌い上げる仲間由紀恵のボーカルそれぞれが良い味だしてますよね。歌がうまくない(下手ってほどでもないですが)のがこの雰囲気にちょうど良いと思います。あんまり気に入ったので、すぐにSCDを買いに行きました。

 プレイ回数は3回で、春の南弥生、夏の桂木綾音、秋の本多智子でクリアしました。


ときめきメモリアル Selection 藤崎詩織

コナミ VX056-J1(SLPM 86029) プロモーション
一押し:藤崎詩織(当り前)
 このゲーム、というかソフトはバーチャルアイドル「藤崎詩織」のプロモーションが目的で、ゲームとしてのエンディングなどはない(と思う)ので1時間程度しか見てませんがレビューします。私がプレイしたのはPlayStation版ですが、Sega Saturn版も発売しています。内容はまったく同じだと思われます。

 まずミュージッククリップ。1stSCDの「教えてMr.Sky」とそのカップリング曲「風と一緒にいこう」が見れます。が、背景に実写を使っているので浮きまくってます。せめて砂浜を歩くシーンで足跡を付けるくらいの事はしてくれてもいいのに。で、アニメ制作はタツノコプロで、見る角度によって違う人に見えます。
 続いて、デートスペシャル。四季それぞれのデートをときメモ本編よりも掘り下げて楽しめます。が、1季節のプレイ時間は1〜5分程度です。しかも、変な選択肢を選ぶと詩織が怒って帰ったりします。さらに、本編に比べて作画が安定してません。プライベートコレクションの詩織も「なんだかな〜」と思いましたが、これはところにより別人です。
 ミニゲームの「あっち向いてホイ!」。リアルタイムになってるから、そこそこ楽しめます。が、所詮「あっち向いてホイ!」です。一応、3勝する毎にご褒美CGが見れるようになります。
 ポートレートコレクション、ボイスコレクション、それぞれ本編のデータを自由に見れるようにしてあるコーナーです。「きらめき宝石箱(Windows95用ときめきメモリアルスクリーンセーバー集)」を持っている人には不要かも。

 と言った感じで、定価は2800円ですが、それでも高いと感じずにはいられない内容です。特に本編のデータで水増ししてるあたりが……ポートレートコレクション、ボイスコレクションをはずして値段が1500円程度なら(SCD+500円ですから)妥当でしょうかね。
 う〜ん、あと200円足して、金月真美のCD「Catchy」を買ったほうが満足度は高いと思います。
 このシリーズ、こんな内容で続けるんでしょうか……


ソウルエッジ

ナムコ SLPS 00555 対戦格闘
一押し:成美那
 良質な対戦格闘ゲームです。鉄拳シリーズで培われた家庭用ならではのサービスは、このゲームでも健在です。
 中でも目玉は、「エッジマスターモード」。各キャラクターたちが、それぞれの理由で戦いに赴き、そしてソウルエッジを手に入れる/倒すまでをストーリー付きで描きます。各ステージ毎に違うクリア条件、追加される武器など非常に家庭用らしいモードだといえます。難易度が高いので嫌になった人もいるみたいですが、敵の攻撃をきちんとガード(ガードインパクト出来ればなお良い)して反撃する事を心掛けておけば、それなりに進むと思います。
 他にも、プラクティスモードでは敵の行動をかなり細かく設定出来ますし、チームバトル、タイムアタック、サバイバルなど最近お馴染みとなった各モードもちゃんとあります。更には、BGMがアーケードバージョンとアレンジバージョンを選べることや、アーケードモードでエッジマスターモードで手に入れた武器を使用出来るなど、考えられることはすべて詰め込んだのではないかと思える親切設計。まさに、サービス満点です。

 さて、ゲームの出来はさておきまして(笑)。
 何故これがギャルゲーなのかというと、
 ・CDのレーベル面に成美那の全身図がプリントされている。
 ・勝利時のカメラ操作モード
 ・タキの乳が揺れる。
 ・成美那の新コスチューム時、ソフィーティアのパンツの色がセレクト出来る。
 などの理由によります。
 その他、ゲーム中のモデリングではなく、ポスターなど用に作られたモデリングデータの成美那がとてもかわいく表現されているのも私がギャルゲー認定する理由のひとつです。
 ちなみに、私は成美那の声は椎名へきるのほうが合ってると思います。


あすか120%スペシャル BURNING Fest.

ファミリーソフト SLPS 00231 対戦格闘
一押し:本田飛鳥
 前に紹介した「ソウルエッジ」と違って、一目見てギャルゲーに分類される対戦格闘ゲームです。が、実はこのゲーム、見かけとは裏腹に大変熱いです。
 このゲームには、以下の要素が盛り込まれています。
 ・技の相殺
 ・二段ジャンプ
 ・カウンターアタック
 ・透かし
 ・ガードキャンセル
 ・受け身
 ・ダッシュ
 ・バックダッシュ
 ・中段攻撃
 それぞれ数個ずつなら、いろいろなゲームで採用されていますが、これだけの要素を盛り込んだゲームはコレくらいでしょう。
 そして、その中でもこのゲームを特徴づけているのが、「技の相殺」と「受け身」でしょう。
 このゲームも最近の格闘ゲームらしく、ヒット数の多い技がたくさんあるのですが、それらをぶつけあうと一発一発の打撃が相殺しあい、数の多い方が残ったヒット数だけ攻撃出来るという風になっているのです。しかも、ほとんどの攻撃が相殺出来るし、相殺に使えるのです。敵のヒット数の多い必殺技を小パンチ連打で打ち消して反撃なんてことが出来てしまうのです。
 もう一つの「受け身」ですが、叩きつけ攻撃などでダウンした時にすばやく操作する事で、体勢を復帰する事が出来ます。これにより、ダウン時間の少ないスピーディな展開が出来ます。更にこれを二段ジャンプ中の攻撃などに応用すると、空中で反撃出来たりします。エアリアルレイブどころか、カウンターエアリアルレイブですね。
 結構難しそうなゲームと思われるかもしれませんが、必殺技コマンドは、「↓→+ボタン」「↓←+ボタン」「↓↓+ボタン」を覚えておけばほぼすべてのキャラのすべての技が使えますし、「技の相殺」のおかげでボタンを頑張って連打しているだけでも勝てたりしますので、格闘ゲーム初心者の方にもお薦めです。

 ギャルゲーとしてみると、見かけの割にビジュアルとか媚びたモーションとかが少なくて拍子抜けするかもしれません。でも、エンディングのビジュアルは綺麗です。特にウェイトレス姿の大久保久美は可愛すぎです。
 もともとキャラデザは七瀬葵さんがやっていたのですが、PS版からは石田敦子さんが担当されています。私は、七瀬さんのファンなので七瀬さんの絵のほうが好みですが、石田さんのキャラも丸っこくて可愛いですね。
 ちなみに、私がよく使用するキャラは、「本田飛鳥」「大久保久美」「小和田奈々」です。技とかじゃなく、キャラで選んでます(笑)。


アイドル雀士スーチーパイ2Limited

ジャレコ SLPS 00290〜2 麻雀?
一押し:ミルキーパイ
 アーケードで脱衣麻雀ゲームとして登場した、「アイドル雀士スーチーパイ2」のPlayStation版です。PlayStationの表現規制の為、脱衣部分は水着までになっていますが、その他の部分のパワーアップにより至れり尽くせりの「本格ギャルゲー」となりました。
 ディスク1の内容が、アーケード版をもとにしたものなのですが、アーケード版にはなかったステージ間の「美少女漫才」が追加されています。これこそがスーチーパイの醍醐味とも言える部分で、各キャラの個性、顔ウィンドウを使った演出、豪華声優陣による演技などのおかげでとても楽しい内容になっています。ゲームスタート時に最初のパートナーを選ぶことができるのですが、これにより「美少女漫才」の内容は異なりますので、パートナーの人数(4人)だけプレイ出来ます。その上、それらでちゃんとしたエンディングを見た場合、「スーチーユキ」モードが追加され、もう一度遊ぶ事が出来ます。各パートナーキャラにあわせて、エンディング曲とアニメーションが個別で用意されているのも凄いです。それぞれ音楽にシンクロした演出になっていますので、シンプルですが見ていて飽きません。特に、ミルキーパイをパートナーにした時に流れる「肉球みゃーみゃ」は一度聞いたらのーみそにこびりついて(笑)そう簡単に頭から離れません。ちなみに私は、何も見ずに聞かずに歌詞・セリフを書き出せます(笑)。
 ディスク2(おまけディスク1)は、スーチーパイ1,2のキャラが総出演する「フリー対局モード」と一部のファンが絶賛する「ミユリの部屋」、「声優インタビューその1」が入ってます。
 ディスク3(おまけディスク2)は、「声優インタビューその2」が入ってます。
 あくまでおまけなので、ゲーム本編程の出来ではないのですが、大量の容量を割いた「声優インタビュー」は他のゲームの同様のコーナーが貧弱に感じられるほどですし、小学生のミユリちゃんに「うさぎ服」やら「白衣」「アンミラ服」などを着せてしまう「ミユリの部屋」はそれぞれの服に対して短い「美少女漫才」がついていたりと、それでも水準以上のクオリティだと思います。
 さらに予約特典としておまけディスク3「スーチーラジオステーション」が付いてきたり、カラーの原画集が封入されていたり、とにかくボリューム満点サービス満点のギャルゲーです。

 ところでこのゲームは麻雀ゲームなのですが、麻雀がよくわからない人は「おまかせモード」を利用すると自分で麻雀を打たなくてもよくなります(笑)。もともと、初期の積み込みや強力ないかさま技「ファイアーせっかん」「スーチースティック」などのおかげであまり麻雀を知らない人にでも楽しめたのですが、今回は麻雀が全くわからない人にも楽しめるようになったのです。

 Sega Saturn用にも「アイドル雀士スーチーパイ2スペシャル」というタイトルが発売されていますが、こちらは脱衣シーンのアニメーションがSega Saturnの規制にあわせてある以外はほぼPlayStation版と同じです。後から出ている&ディスク枚数が多いぶん、PlayStation版の方が良い出来になっていますが。

クロス・ロマンス 恋と麻雀と花札と

日本物産 SLPS 00713 麻雀・花札
一押し:桂 真弓
 女の子・麻雀・花札・豪華声優・日本物産(笑)と、くそゲーになりがちな条件を大量に盛り込んであるゲームです。ところが、このソフトは久々に「掘り出し物」だと思えました。
 ゲームモードは、麻雀の場合「ストーリーモード」「フリー対戦モード」「大会モード」の3通り、花札の場合「フリー対戦モード」「大会モード」の2通りが選べます。このうち、両ゲーム中の「フリー対戦」「大会」の各モードは初期状態では、3人のキャラとしか対戦できず、麻雀の「ストーリーモード」で他のキャラと出会うことで対戦相手を増やすことが出来ます。

 ということで、まず「ストーリーモード」で遊ぶことになるのですが、このモードのシステムは一言で言ってしまうと「途中で麻雀が挿入される「同級生」」です。麻雀大会の間の空いた時間で街中をうろつき、女の子と遭遇するとイベント/会話が発生するという感じです。
 会話シーンに入ると、「ときめきメモリアル」のごとくバストアップキャラが表示され、会話が始まるのですが、凄い、というか意外だったのが「すべてのセリフに音声が付いている」事でした。次に驚いたのが、キャラの表情の豊かさです。バストアップキャラの時でも、目ぱち口ぱくだけでなく、眉毛の動きや目線を逸らすことで表情をくるくる変えてくれます。他にも、細かいことですが状況にあわせてバストアップキャラの服装が変わっていたり、持ち物を持っていたりと結構なデー多量です。私はこういうのに弱いので、これだけでも満足だったのですが、「イベントシーンでもバストアップキャラ同様の表情の変化がある」ことで満足度は倍増しました。しかも、イベントによってはかなり大きな動きなどもあり、驚かされ、感心させられました。
 絵だけではなく、イベントのセリフ運びなどもかなりうまい部類に入ると思います。それに表情/声がつくことでかなりの破壊力を持っているソフトだといえるでしょう。

 「ストーリーモード」はきっちりイベントをこなしていくと最後に女の子から告白されます。女の子から告白されなかった場合、自分から女の子に告白することができるのですが、この場合エンディングはちゃんと見れますが、「おまけ」モードで見れる「フリートーク」や「名場面集」は使えるようになりません。イベントですが、最初のほうは結構いろいろな所で女の子と遭遇できるのですが、日程の半分を消化したあたりからほとんど会えなくなってしまうのは残念です。

 花札や麻雀のゲームの中身については、さすが日本物産と言った所で操作感、スピードとも申し分のない出来です。役名の読み上げやゲーム中の掛け声まで全て各キャラクタ毎に用意されているところもこだわりが感じられてよいです。麻雀の場合は、捨て牌指導モードというのが付いていまして、これを使うとコンピュータの思考が理解できます。考えるのが面倒な時の補助などにはなかなか使えます。

 と、いろいろ良い事ばかり書き並べましたが、無論欠点もあります。まず、ロードが長い事。「同級生」と違って、場所選択は選択肢で行なうのですが、選択してからその場所につくまでが長いです。行き先で何もイベントが起こらなくてもきっちりデータを読みますので、結構いらいらします。次に、主題歌&オープニングムービーの出来が悪い事。歌のほうは、何というか曲先行で作られて無理矢理歌詞を付けたといった感じで結構無理のある所が多いですし、ムービーのほうはゲーム中の絵よりクオリティが低いですし、動きもいまいち切れが悪いです。他にも細かい所で残念な部分がありますが、大きなところはこの2点てす。

 1回目「鳥羽千夏(松井菜桜子)」、2回目「伏見由花里(氷上恭子)」でクリアしました。1回目の鳥羽千夏は、なんと松井菜桜子が演じているロリキャラなのですが、無理があります(笑)。このキャラの告白を受け入れる時は「エンディングは見たいけど、このキャラだし、うーん……」とか5分くらい悩みました(笑)。2回目の伏見由花里は普通の人には見えないものが見える巫女さんで、私の属性にばっちりヒットしていたのですが、勝ち気なお嬢様の桂真弓(平松晶子)にくらっと来てしまったので一押しはこちらにしました。ところで、私はストーリーモードを2回クリアしたのですが、未だに「夏目さやか(岡村明美)」の名前を聞き出すことが出来ず、「坂本杏子(今井由香)」に会うことが出来ません。1日目の行動と性格診断にかかっているのだと思うですが、確実な方法をご存じの方は教えて欲しいです。

結婚〜Marriage〜

小学館プロダクション SLPS 00496 育成シミュレーション
一押し:中本静
 SegaSaturnで発売された同名タイトルの移植版です。
 テーマや登場キャラこそ同じですが、ゲームの内容はまったく変わっています。というか、SegaSaturn版がゲームになっていなかったのに対して、このPlayStation版はちゃんと遊べる作りになっています。

 ゲームは、4月からスタートしその20ヶ月後までに5人の登場キャラの中から一人を選んで人生の伴侶とすることが目的になります。基本的に障害はありません。ときめきメモリアルのように意中の人以外の女性のご機嫌をとらないといけない、と言うことはないです。
 最初に知り合えるのは一人の女性だけでパラメタをあげていくことで、他の女性と知り合う事が出来ます。
 パラメタは他に、女性をデートに誘える為の条件を満たしているかの基準となります。ゲームの展開やエンディングなどには関ってこないようです。
 デートを重ね、プロポーズが受け入れられるとそこまでで貯めた結婚資金で「指輪」「式場」「新婚旅行先」を決めなければなりません。これがエンディングの後で語られる二人のその後に関っていると思うですが、私のプレイでは確認がとれませんでした。

 こうして要点をまとめてみるとごくシンプルなゲームなのですが、思いのほか楽しむことが出来ました。ほとんどのセリフに音声が付いていることや、「大人」同士の付き合いであることを前提としたシナリオのおかげだと思いますが、私にとってはSegaSaturn版の出来がひどかったことも影響していると思います。デートの行き先が決められなくて、勝手に決まってしまうのもSegaSaturn版をプレイしていなければ疑問に思うでしょうから。

 プレイ回数は1回で、中本静とのエンディングを見ました。エンディングの後に5年後の二人について語られるのですが、「忍耐」という称号が付いてしまいました。前述しましたが、結婚前に決める「結婚指輪」「結婚式場」「新婚旅行先」がその辺を決めていると思うですが、私にはまともな結果が出せるほどの結婚資金を貯めることが出来ませんでした。なにかうまい方法でもあるんでしょうか。

マリーのアトリエ〜ザールブルグの錬金術士〜

ガスト SLPS 00856 新感覚RPG
一押し:マルローネ(マリー)
 私はこのガストというメーカーは以前「ファルカタ」というソフトを買って気に入らなかったので、あまり評価していなかったのですが、このゲームがギャルゲーであること(笑)と突然の雑誌の高評価につられて買ってしまいました。ちなみに、「ファルカタ」のアンケート葉書を送り返して以来、ガストからダイレクトメールが届いているのですが、このゲームのダイレクトメールは届きませんでした。

 主人公は、マルローネ(マリー)というアカデミー始まって以来の落ちこぼれで、特別な卒業試験として錬金術の店を与えられ、5年の間に何かの業績を残すことを命じられます。
 具体的には、酒場で「○○の入手」とか「○○の作成」といった依頼を受けて、それを達成する為に冒険者を雇って街の外に材料を取りに行ったり、揃えた材料を調合して目的のものを創りだしたりします。名声・経験を積むことで、より大きな依頼を受けることができたり、より複雑なアイテムを創りだすことができるようになります。これをくり返し、より凄いアイテムを作れるようになることがこのゲームの目的です。

 最初は出来ることは少ないのですが、それを頑張っているうちに段々大きな事が出来るようになり、それを達成すると更に新しい出来事が待っている、といった感じの展開で、舞台こそ小さな街とその周りだけの話ですが、きっちりRPGの基本を押さえてあります。なにより、ゲーム中に見ることの出来る「アイテム図鑑」の内容が埋まっていくのは、他のRPGで稀少アイテムを頑張って入手した経験のある人にはたまらないでしょう。

 このゲームは、池澤春菜、金月真美、子安武人、小杉十郎太などの豪華声優陣を起用しており、ほとんどのセリフを喋るのですが、CDアクセスを全く感じさせない作りになっています。その他、依頼を受ける時に現在持っているアイテム数を確認できたり、現在創れないアイテムも、何があれば創れるのかを簡単に見ることが出来たりと、かなり気を配ったシステムになっています。

 エンディングは6通りで、5年終了後にそこまでの業績で自動的にその後が決まってしまいます。ここはなんだか、プリンセスメーカーみたいなんですが、それまでプレイヤー=マリーだったわけですから、マリーのその後はプレイヤーが選べてもよかったのではないかと思います。エンディングを迎えた後は、タイトルメニューに「おまけ」という項目が増えて、見たエンディングの確認や、ミニゲームのプレイ、CGの閲覧、音楽鑑賞などが出来るようになります。

 個人的には、もうちょっとアイテム数を増やして、「ちょっとやそっとじゃ創れない」アイテムを設定していてくれればもう少し面白くなったのではないかと思います。
 私のプレイ回数は1回で、プレイ時間は8時間程度でした。一応、そこそこの結果が最初のプレイで出せたので、今度はこのゲームの最終目的とも言えるアイテムを創ることを目標にプレイしてみたいと思います。

QUIZなないろDREAMS 虹色町の奇跡

CAPCOM SLPS 00875 恋愛アドベンチャークイズゲーム
一押し:想鐘サキ
 アーケードでギャルゲーマーから大量の100円玉を巻き上げたゲームの移植版です。
 「ですから、美少女恋愛な感じのクイズゲームなんです。」とか「とにかくめずらしいゲームが出るのよ。」とか、ラジオCMで言われていますが、確かに新機軸のゲームです。「勢いで作っちゃったみたいね。」とも言われていますが、ここまで潔く作ってあると感心させられてしまいます。

 ストーリーは「魔王を封印するクリスタルが、7つに分裂してしまい虹色町の女の子7人に同化してしまった。再び魔王を封印するにはクリスタルの助けが必要だが、それにはクリスタルと同化した女の子達との心の結び付きが必要だ。」といった概要で、要するに半年で出来る限り女の子達と仲良くなって、そんでもって魔王を倒してちょうだいって感じですか(笑)。でも、実は封印のクリスタルの助けがまったくなくても、クイズを間違わなければ魔王には勝てるのですけど(笑)。
 まあ、その大筋のストーリーはおいておいて。各女の子ごとに用意された、設定とストーリーはかなり強力です。クイズの合間に挿入されるストーリーだから、印象が薄くなりそうな物なのですが、それをストーリーの起伏を大きくすることで見事に防いでいます。特に今回コンシューマー移植にあたって追加された、妖精のストーリーなどはアーケードの時にあった制約がなくなった為に、かなりインパクトがあります。

 システムは、ルーレットで自分を進め、その場所毎に設定されたクイズをクリアすると女の子の好感度が上昇していくという感じです。場所によっては女の子シンボルが配置されており、そこに止まる毎にその女の子とのイベントが進行していきます。何も配置されていない場所にも、何れかの女の子がいて、そこでのクイズをクリアすれば好感度は上昇しますが、イベントを進行させないと目的は達成できないようになっています。クイズは、基本的に4択で自分のライフカードにそれぞれ効果があり、それによってジャンルセレクトが出来たり、クイズの正解が一瞬表示されたりします。

 家庭用ゲームですが、コンティニュー制限があります。まあ、クイズゲームは問題に制限がありますから、無制限にコンティニューされても困るんでしょう。ただ、制限をするのではなく、最後にこのゲームに関するクイズを出してそれに正解すると10クレジット追加という救済措置も入っているのが親切ですね。
 クリアした女の子のイベントはOMAKEモードで全部見れるようになります。クリア時の好感度が200点を越えていれば、LETTERという項目も追加されます。

 SegaSaturn版と同時発売ですが、違いはパッケージのイラストなどだけのようです。個人的には、クイズが4択なので正面にボタンが4つ丁度並んでいるPlayStation版の方が遊びやすいのではないかと。新録の音声は比較していないので知りませんが、アーケード版から引き続いて使用されている音声は、アーケード版と同じクオリティのものが使われているようです。

 私は、「森次めぐみ」「藤倉桃子」「想鐘サキ」「咲良絵美」「妖精」の5人をクリアしました。ホントは藤倉桃子を一押しにしたいんですが、エンディングがアレだったので想鐘サキを一押しにしました。この娘は、とても痛々しいイベントが多く「守ってあげたい」と思わせられるのですが、それでも「あなたを守ってあげます!」という性格なのが心に響きます。

 この項目の最初の方に書いてある、ラジオCMからの引用ですが、セリフの色がキャラの色に対応しています。どんな内容なのか気になる人は、カプコンのページに行ってください。

ときめきメモリアルドラマシリーズVol.1 虹色の青春

KONAMI VX069-J1(SLPM 86039) 青春アドベンチャー
一押し:虹野沙希
 ときめきメモリアルのヒロインの一人、虹野沙希をメインヒロインに据えたアドベンチャーゲームです。
 ときめきメモリアルのプレイ期間は高校3年間でしたが、このゲームは、その中の高校2年の4月半ばから5月頭までの十数日間に的を絞って、その分起伏にとんだストーリーを描いています。

 基本のシステムは、コナミの名作アドベンチャー「ポリスノーツ」のものをそのまま流用しているようで、結構遊びやすいです。ただ、標準コントローラでプレイするとカーソルの移動がちょっと辛いかもしれません。私はマウスでプレイしたので非常に快適でした。
 途中で挿入されるミニゲームは、マウスでプレイするとカーソルがぶれて結構辛かったのですが、遊べないというほどではありませんでした。
 主人公のセリフ以外はほとんど喋ります。いろんな効果音も挿入されているし、パンも振られていてプロの仕事を感じさせてくれます。

 シナリオに合わせてサッカーのフリーキックのミニゲームがあるのですが、これが結構面白いです。サッカーゴールにはられた4〜8枚のパネルをシュートではがすといった内容なのですが、問題によってはたくさんのディフェンダーの間を右に曲がるシュートで抜けるとか、強い風が吹いている状態でその風を利用してパネルを狙うとかいうことをしなければなりません。私は初回プレイで何とかレベル18くらいまではクリアしました。
 クリア後に現れるアルバムですが、これはときめきメモリアル本編のアルバムモードの強化版みたいなもので、かなりたくさんの絵に対してヒロインのコメント(勿論音声付き)が入ります。
 あと、もう一つ面白いな、と思ったのはゲーム中にヒロインの名前をどう呼ぶかを決めることが出来るのです。もちろん、ろくに親しくもないのに、いきなり「沙希」なんて名前を呼び捨てにしたりは出来ませんが。

 肝心のシナリオですが、コレがかなり良いです。実は、私は「ときめきメモリアル Selection 藤崎詩織」のせいでこのソフトにはあまり期待していなかったのですが、いい意味で期待を裏切ってくれました。
 物語は、主人公の挫折から始まるのですが、それを支えようとするヒロインの健気さや、好雄の気遣い、主人公の葛藤などキャラの性格に違和感を持たせずに描いています。
 「ときめきメモリアル」の名前を背負っていますが、このゲームは「ときめきメモリアル」をプレイしていなくても楽しめると思います。もちろん、知っていれば余計に楽しいとは思いますが、このゲームは「ときめきメモリアル」の「おまけ」ではなく、単品で楽しめる「外伝」と呼ぶにふさわしいでしょう。

 今作はVol.1ということで、このあと2作、3作目が続くわけですがこのクオリティを保って続けてもらえるのなら期待大ですかね。ただ、今回の設定は比較的ドラマティックに演出しやすい要素が多数揃っていたので、こうなったのかもしれません。まあ、邪推にすぎないのですが、これからも素敵な物語を綴ってくれることを期待するばかりです。
 でも、次回作のメインヒロインの「片桐彩子」はあまり好きではないので、よほどのことがない限り買わないと思いますけど(笑)。

 たくさん誉めてしまいましたが、不満に思った所も少しあったので書きたいと思います。
 まず、ドラマシリーズ共通のオープニングムービーですが、これがたいしたことがない。PlayStation版ときめきメモリアルで採用されたオープニングムービーも、絵が「誰、これ?」といった感じのものでした。でも、今回は更にひどいです。ときめきメモリアル Selection 藤崎詩織のムービーと同程度でしょうか、音楽に同期していないのも気に入りません。
 あと、不満というほどではないのですがエンディング曲が終わった後に、次回作のCMが流れるのは止めて欲しかったです。ここに絵を挿入するのなら、伝説の木の下で見つめあっている二人の絵なんかが入れば感動倍増だったと思うのですが。

 1回のプレイ時間は8時間程度で、とりあえず1回終了しました。このゲームってマルチエンドなんですかね?少なくとも「レギュラーになれた/なれなかった」の2通りは結末がありそうですが。
 ともかく、沙希ちゃんファンじゃなかった人は、これでファンになってください。沙希ちゃんファンだった人は、これで再起不能になってください(笑)。

ネクストキング 恋の千年王国

バンダイ SLPS-00859 テーブルトークRPG風ゲーム
一押し:サフラン
 「歴史的恋愛大作」「恋は惜しみなく奪いあえ」「ライバルがいるから恋は楽しい」など、興味を惹かれるキャッチコピーでプロモーションされた、桝田省治氏デザインのすごろく風味のRPGです。

 王様の独断で次代の王様を選出する為の権利が12人の城下の女の子に与えられたのが事の起こり。その娘達の機嫌をとって1年後の選挙で自分に投票してもらおうというのがゲームの目的です。ゲームは、週単位で進行していきます。日曜日に、王様から次回の冒険先が指定され、月曜から水曜の間に週末のパートナーとなってくれる女の子を見つけ、木曜から日曜で冒険を行なう、ということを繰り返します。冒険先は結構数が少ないので、1年の間には何度も同じ場所を訪れることになります。
 それにめりはりを付けるのが、選挙権を持った女の子達の背負った業です。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、このゲームのほとんどの女の子達は、一本のゲームのメインヒロインを勤められるだけの業を背負っています。
 コレだけだと、ただの恋愛RPGなのですが、ゲームの進行のほとんどが「サイコロ」の出目にかかっているというのがこのゲームの特殊な所です。移動するのもサイコロなら、戦闘するのもサイコロ。そればかりか女の子の好感度の上げ下げまでサイコロを振って決めてしまうのです。この辺がデザイナーの方が「テーブルトークRPG」だという点の一端なのでしょう。

 前述のキャッチコピーにもありますが、選挙というからにはライバルがいます。自分以外の3人の王子が、やはり同じ条件で女の子達と接し冒険に赴きます。ここで指を加えて見ているだけでないのがこのゲームの面白い所で、例えばある女の子が他のプレイヤーの王子の週末の冒険のパートナーになったら、その娘の所に行って自分の冒険のパートナーに誘うことも出来ます。冒険中は、他の王子が倒し損ねて弱ったモンスターをすかさず倒して美味しいとこ取りをするだけでなく、モンスターとの戦闘で弱った他の王子をしばき倒して持っているアイテムを奪うことまで出来るのです。
 冒険に付いてくる女の子達も、一筋縄では行きません。景気良くアイテムをくれる反面、文句を言って行動を1回休みにさせられる女の子。戦闘には滅法強いが、鎧や剣に頼っちゃ駄目だとその辺のアイテムを捨ててくれる女の子。などなど、場所によって連れていく女の子も考えないといけません。

 ゲーム、シナリオともなかなかの出来なのですが、残念なのがプレイ時間の長さです。
 1週間の前半では、持っているアイテムをプレゼントする女の子がランダムで家にいないことがあります。街頭に立っていた時は自分の確認が足りなかったとあきらめるのですが、他の女の子の家に遊びに行っていなかった場合は、思わずリセットボタンを押してしまいます。冒険中に明らかに勝てる(肝心な)戦闘で、とんでもない低いサイコロの出目の為に勝てなかったら思わずリセットボタンを押してしまいます。
 普通にリセットせずにプレイしていてもかなり時間のかかるゲームだと思うのですが、そんなこんなで結構まめに遊んでいたわりには相当な時間をかけてやっとクリアしました。
 みんながみんな、私のようなプレイをするわけではないと思うので、私に合わなかっただけなのかもしれません。でも、私も昔はテーブルトークRPGとか遊んでいたこともあって、サイコロの期待値や経験上の安全値などが頭の中にあるのですが、このゲームのサイコロはなんか操作されているような気がしてなりません。20個サイコロを振ってほとんど2か3なんて状況はざらですから。戦闘の強い女の子のサイコロだと、3個振って期待値が16.5あたりですし。
 あと、このゲームは何もせずに置いておくとかなり進行が遅いです。メッセージの早送り、音声のスキップ、COM行動のスピードアップなどが△ボタンに割り振られていて、ほとんどの場合は○ボタンと同じ役割も果たして非常に便利なのですが、サイコロを振る時の決定ボタンの役割だけは果たしていません。あと、いくらスキップできるからといって、ずっとボタンを押しっぱなしにしておくのは疲れます。この辺は出来れば設定で変更できるようになっていればよかったのですが。
 もう一つ、これも私のようなリセットプレイの弊害だと思いますが、いろいろあるイベントを1回目で全て片付けていくと終盤がとても退屈になってしまうのです。一部の大きなイベントは、敵を倒しそこなうと次にそこに行った時まで勝負は延期されるのですが、1回目でクリアしてしまうとその後のそこへ行くイベントは単なる冒険になってしまうのですね。頑張った分、なにかご褒美が欲しかったような気もします。

 プレイ時間は……ちょっと細切れになりすぎてわかりません。20時間は優に越えていると思います。で、とりあえず12人中10人の票を集めて王様になり、うち8人の女の子と結婚することが出来ました。残念なのは、コリアンダーという声を失った歌姫の声を取り戻してあげられなかったことです。この娘のイベントのトリガとなる敵はきっちり自分が倒したのですが、その時にコリアンダーと同伴していなければならないようですね。コリアンダーの声優は井上喜久子なので、声を聞けなかったのは非常に寂しいです。
 お気に入りは……前述した通りみんなかなり大きい業を背負っていたせいでみんな印象深いのですが、妙な言動が気に入ったサフランにしました。声優は丹下桜だし(笑)。

 最後にちょっと気になったことですが、「ゲームを始める前に」のコーナーでジンジャーが「一番協力してくれた人に投票するわ」と言っていますが、嘘つきです。私は2番目に投資した王子の3倍近い投資をしましたが、ジンジャーが投票したのは2番目に投資をしていた王子でした。
 もう一つ、オープニングムービーでいろいろなシーンが挿入されていますが、結婚エンディングを見れた女の子のシーンで一部見たことがないのがあります。これって、「王様になれなかったけど、ある女の子とは結婚できた」エンディングで見れるんですかね。

初恋ばれんたいん

ファミリーソフト SLPS-00831 恋愛シミュレーション
一押し:伊達 桜
 「とにかく恥ずかしいゲームを作りたい」という目標の元に制作されたファミリーソフトの意欲作です。
 各キャラクターの話し言葉などが縦書きで表示されるとか、自分への好感度によって女の子達の立ち位置が変わるなどの目新しい要素が盛り込まれています。

 物語は主人公の回想から始まります。高校2年の4月から高校3年の2月14日までの22ヶ月弱を回想して、現在の自分に戻ってくる,という風に流れるわけです。
 自分を育成するタイプのゲームとしては、自分のパラメタは少なく、「容姿」「根性」「体育系」「文化系」「所持金」「体力」の6つとなっています。このうち「根性」と「容姿」、「体育系」と「文化系」は相反するパラメタとして設定されています。例えば「根性」を1上げると「容姿」が1下がるのです。育成コマンドは、1つずつを上げるものではなく、「硬派に文化系」とか「軟派に体育系」などとなっており、二つを上げると二つが下がる,という風になります。これ以外に「クラブ活動」と「アルバイト」と「休む」というコマンドがあります。「クラブ活動」は所属しているクラブ活動に対応したパラメタが上昇します。「アルバイト」は「所持金」を上げる唯一の手段であると共に「容姿」も少し上げる事が出来ます。「休む」は読んで字のごとく、他のコマンド実行時に消費した「体力」を回復させます。もちろん、休むと全体的にパラメタが減少していきます。

 ゲーム中の流れは、平日モードと昼休み・放課後モード、自宅モードが組合わさった1週間単位で行ないます。
 月曜、火曜、木曜、金曜は平日モードになります。これは、週の始めに決めた育成コマンドを実行するモードです。
 水曜と土曜の午前中は昼休みモードになります。このモードは「移動」「勉強」「運動」「秤と勝負」の4つのコマンドを選べます。「勉強」「運動」は平日モードのそれよりはペナルティが少なく育成を進める事が出来ます。「移動」は校内のいろいろな場所を移動して女の子と会う事が目的となります。女の子と会うと、週の始めに書いておいた手紙を渡したり、会話をしたり出来ます。「秤と勝負」は秤という女の子と「所持金」を賭けて勝負します。
 水曜、土曜の午後は放課後モードとなります。ここでは「待ち伏せ」「アルバイト」「クラブ活動」の3つのコマンドが選択できます。「待ち伏せ」とは言葉が悪いですが、校門で待っていて女の子に会えれば「後をつける」、要するに一緒に下校する事が出来ます。「アルバイト」「クラブ活動」はそれぞれ平日コマンドのそれと同様で、ペナルティがより少なくなっています。
 自宅モードは「電話する」「妹と話す」「アルバイト」「クラブ活動」「勉強」「運動」コマンドが選択できます。「電話する」は要するにデートコマンドです。ときめきメモリアルなどとは違い、誘ったその日に一緒に出かける事になります。「妹と話す」は妹の都合が良ければ、一緒に出かける事が出来ます。これにより「体力」を回復する事が出来ます。その他のコマンドについては、昼休みモード、放課後モードのものとほぼ同じとなります。

 と、延々マニュアルのコピーのような文章を書きましたが、実は私はこのゲームを進めるコツがわかってません。
 このゲームは標準で用意されている「超」「硬派に」「軟派に」「勉強」「運動」の組み合わせの8通りのコマンドだけを使っていくとパラメタは平均的に「下がっていきます」。きちんと育成して行く為には「アルバイト」と「クラブ活動」を上手く使っていかないとダメです。
 各女の子の登場条件がわからないので、運が悪いと延々女の子が登場しないままゲームを進行させていく事になります。
 昼休みコマンドの「移動」で新聞部に行くと、自分と女の子の関係の情報を買うことができるのですが、ここで表示されるパラメタがマニュアルで説明されていません。「恋愛進行度」「傷心度」「理値レベル」が表示されるのですが、前二つはともかく、最後の「理値レベル」は略されすぎていて意味がわかりません。このレビューを勘違いなく書く為に買ってきたプレイステーションマガジン1997・No.16号の攻略記事によると「理想値レベル」の略のようです。
 この記事によると、このゲームのイベントは「定期イベント以外は順番に見ていかないと発生しなくなる」と言うことなのですが、発生条件が「発生時期」「発生日(平日/休日)」「好感度」「理想値レベル」の4つの条件がある為、イベントを発生させるのが非常に難しいです。パラメタを上げるのが難しいのもこれに影響して、最初の不定期イベントを見損なったがためにゲーム中に全くイベントを見る事ができなかったという事になりかねません。ところで、この記事には「理想値はレベル3まであり、それを満たしていかないと好感度は上がらない」と書いていますが、これは嘘です。私のプレイでは理想値レベルが0でも恋愛進行度は140程度までは上がりました。好感度というのが実は隠しパラメタで恋愛進行度とは別に設定されているのなら、私の間違いなんですが。ちなみに恋愛進行度140というのは、全てのキャラクタにおいてエンディングを見る為に必要な好感度より20以上も多い値です。

 システムは、非常に重いです。マウスを持っているのにあえてパッドでプレイしてみましたが、パッドではカーソルの動きが遅すぎて耐えられないくらいの所もあります。スケジュールの消化は毎日画面がいちいちフェードアウトします。どうやら、フェードアウトしているだけではなく毎日ロードしているようです。すべての女の子のセリフに音声が付いているわけではないのに、必要のない所に音声がついている所なども気になります。

 プレイし始めは、『「ときめきメモリアル」+「トゥルーラブストーリー」+α−β』という風な印象を受けたのですが、1回目が終わった段階では『−β』だけが残ってしまったという感じですか。
 伊達桜狙いでプレイして、初年度の6月の段階で伊達桜を登場させる事が出来たものの、パラメタの上げ方のコツを掴めなかった為、一切のイベントを見る事が出来ず、「恋愛進行度」は120以上もあったにも関らずエンディングは「ありませんでした」。「ありません」と言われてもピンと来ないかもしれませんが、本当になかったのです。最終日の「今日はバレンタインだ。」というメッセージを○ボタンで進めたら、画面が暗転してスタッフロールが始まり、それが終わった後に「おわり」の文字がでて、それっきりでした。もしかしたら、バグなのかもしれません。

 プレイ時間は、10時間以上かかりますが、その半分以上は操作できない時間です。キャラCGは「DOKIDOKI妖魔バスターズ」を買った私には充分すぎるほど魅力的ですし、女の子の好感度が上がって一番近くまで来た状態で話すセリフには結構「どきっ」とさせられるものもあったのですが、人にはお薦めできかねるゲームです。……はあ、もったいない……あんまりもったいないので、CGだけでも全部見てしまおうと、TIMファイルが含まれているPCKアーカイブファイルを展開するプログラムを作りました。同じくこのゲームを買って理不尽さに怒りゲージが上昇し続けな人はこれを利用して、少し気を紛らわせてください。

るぷぷキューブ ルプ★さらだ

データムポリスター SLPS-00416 パズル
一押し:本の妖精
 竹本泉原作のパズルゲームです。ストーリーモード、アクションモード、対戦モードの3種類のゲームが楽しめます。
 このゲームは、同じ色のブロックを3つ、縦・横・鍵型に並べると消せるというタイプのパズルです。ただ、「ぷよぷよ」などとは違い、自キャラを操作して置いてあるブロックを押したり落したりして並べかえてブロックを消化していくのです。

 ストーリーモードを始めると、物語の導入が始まり、10面の用意されたパズルをクリアすると、その物語の結末を見ることができるという流れが10話ぶん繰り返されます。つまり、100面のパズルがあるのです。物語ごとに、自分の操作するキャラクタや、面の背景、BGMの歌が変わります。最初の方は簡単なのですが、先に行くと「消せないブロック」や「オールマイティブロック」、「透明ブロック」が出てきて少しずつ難しくなっていきます。しかし難しくなっても、けして考えて解けないほどのものではありません。解けない面も、ヒントモードでヒントを見ればいつか必ず解けるようになるでしょう。
 途中、面と面の間でいつでもセーブできます。が、オートセーブはされませんので、セーブ忘れに注意しましょう。

 アクションモード、対戦モードは、「ぷよぷよ」や「対戦ぱずるだま」と同じく、上から降ってくるブロックを「このゲームのルール」で消化していくモードです。「このゲームのルール」で、というのが味噌で、パズルはリアルタイムになってもやることは「自キャラを動かしてブロックを押したり、落したりする」のです。降ってくるブロックを操作する事なんて出来ないのです。そんなのでゲームになるのか、と思われるかもしれませんが、これが案外奥が深いのです。基本ルールが「対戦ぱずるだま」と同じですので、同じ考え方で連鎖が組めますし、このゲーム独特の積みあがっているブロックを押す事で連鎖を発生させる事なども出来るのです。

 ストーリーモードのBGMの10曲の歌は、全てCD-DAで収録されており、CDプレイヤーで直接聞くことが出来ます。この歌を、竹本泉の企画ものCD¥3000と考えると、ゲームは¥4900−¥3000=¥1900となり、非常にお買得だといえるでしょう。ゲームの方は¥1900の価値しかないのか、というとそういう訳ではありませんし。
 実は私は、このゲームのBGMの一部を松浦有希が作曲していると聞いて、それだけの為に購入したのですが、ゲームも充分に楽しめて非常に得をした気分です。

My Dream〜On Airが待てなくて〜

日本クリエイト SLPS-00996〜997 育成シミュレーション
一押し:吉沢深雪
 8人の声優志望の女の子達を雑誌記者という立場から、いろいろフォローをして一人前の声優に育て上げる育成シミュレーションゲームです。この企画は、ゲーム業界から発信されたのではなく、声優業界から持ち込まれたものという事で、いろいろな所に細かいこだわりが感じられます。

 ゲームを始めると、主人公の名前を入力した後に8人の女の子のキャストを決めます。これがこのゲームのウリの一つで、一人の女の子に対して3人の声優さんの割り当てがありまして、この中から好みの声を選ぶことができるのです。中には普通にキャスティングされているのでは絶対に見ることの出来ない配役もあったりと、なかなか面白いです。

 主人公の立場はあくまで雑誌記者という事で、直接的なフォローはほとんど出来ません。出来る事といえば、彼女達の状態を見て適切なアドバイスをしたり、先輩声優やプロデューサー達に彼女達を売り込んだり、彼女達に適切な仕事をあてがったりする事だけです。平日は、街中のいろいろな場所に行って情報を収集したり、売り込んだり、彼女達とコミュニケーションを取ったりします。ゲーム開始時は、移動できる場所は限られていますがいろいろな人と話していくと少しずつ行ける場所が増えていきます。休日は、彼女達の一人に電話して、アドバイスをしたり話を聞いたりする事が出来ます。なお、彼女達には好感度みたいなものが設定されていまして、長い間放っておくと言うことを聞いてくれなくなったりします。
 彼女達を、取材すると「取材量」というパラメタが上昇します。これは要するに「ネタ」のことで、これがないと売り込みも出来ませんし、雑誌記事にする事も出来なくなります。ただ、これを増やす為に「養成所」に通っていると好感度の方が下がっていってしまいます。適度に取材して、適度に外で会うという風に進めないといけないのですね。
 与えるアドバイスも、最初は非常に簡単なものばかりでこれを増やすには先輩声優達と話しをしてアドバイスを聞かないといけません。
 イベントには、強制で起こるものや、ある時期にある場所に行く事で起こるもの、ある時期に「話す」ことで起こるものなど、かなりたくさん用意されているようです。イベント発生条件は、かなり細かく設定されているようですが、適当にうろうろしていても退屈しない程度に発生しますので、特に問題ないと思います。前にもっと条件のきつい「初恋ばれんたいん」をプレイしたから寛大な評価を下しているのかもしれませんが。

 CD2枚組で、1年で1枚のCDを使います。CD枚数は多いですが、8人のキャラクタに3人ずつ音声がありますので、さすがに全部は喋りません。まあ、イベントなどの要所は押さえてありますので、特に不満には思いません。絵の方は結構多く、各女の子の服装などはかなり細かく変わります。
 気になったのは、パラメタを参照して判断すべき所で、パラメタの参照が出来る所が少ない事です。週末に女の子に電話する前には、3大パラメタの上下を見ることができるのですが、肝心のストレス値が見れないのです。他にも、雑誌記事への推薦時に各キャラのパラメタが見れないとか、そういったシステムの不備が目立ちます。と言っても、このゲームの場合放っておいても各女の子はそれなりに成長しておきますので、それ程神経質になる必要はないのですが。
 あと、1画面で収まらないテキストを読む時に、自分でスクロールさせてやらないといけないのが、気持ち悪かったです。

 個人的な感想としては、8人を管理するのは大変なので人数を減らして欲しいということがあります。欲をいえば「8ヒロイン×3声優」ではなく「4ヒロイン×6声優」くらいになってくれると、もっと楽しめたと思うのですが。それも、出来る限り重複していた方が面白いですね。

 1回のプレイ時間は10時間程度です。くり返して遊ぶタイプのゲームなだけに、ちょっと長いと感じますね。まあ、長くとも細かくイベントが発生するおかげで退屈はしないので、時間さえあればくり返しプレイできると思います。
 2回プレイしましたが、ベストエンド(全員を声優にする)を見ることは出来ませんでした。最高のエンディングを見るんだ、と意気込んでプレイするとかなり難しいゲームだと思いますが、結果を求めずに気楽に遊ぶぶんには良く出来たゲームだと思います。

どきどきシャッターチャンス☆〜恋のパズルを組み立てて〜

日本一ソフトウェア SLPS-01038 ジグソーパズル
一押し:神庄千冬
 ジグソーワールド、ジグソーアイランドに続くシリーズ第三弾です。シリーズを追うごとにストーリーモードがパワーアップしていきますが、今回は恋愛アドベンチャー風に構成されています。

 主人公「冴木瞬介」は「月刊フォトスクール」という雑誌のカメラマン。この雑誌の創刊10周年記念特集で「働く女性の水着姿」を撮影する事になった主人公は、10日後の締め切りまでに4人以上の女性の水着姿を撮影せねばなりません……という導入で始まるストーリーモードですが、なんとほとんど脱衣麻雀ゲームのノリでジグソー勝負をしていきます。展開としては、まず「学園」「神社」「観光会社」「病院」「ファミリーレストラン」「繁華街」のいずれかに移動します。そこで、それぞれの場所にいる女の子と「ジグソー勝負」をして、勝てば制服の写真撮影が出来ます。その後、続けてもう一度ジグソー勝負をして、そこでも勝利すると水着姿での撮影をする事が出来ます。途中で、サクラ大戦の「LIPS」のような制限時間付きの選択肢があらわれ、ここでどう答えるかによって、撮影できるポーズの種類や数が変わります。ちなみに、負けるとその場でゲームオーバーという訳ではなく、翌日以降に再戦する事も出来ます。これを締め切りまでの10日間繰り返して、最終日に4人以上の女の子の水着写真を撮影していれば、編集長とジグソー対戦ができ、そこで勝利すると、さらにヒロインの神崎唯と対戦、ここでも勝利をおさめるとやっとエンディングとなります。ちなみに、編集長やヒロインに負けるとゲームオーバー(バッドエンド)となります。

 このゲームのメインのジグソー対戦ですが、スピード対戦とサンドイッチ対戦の2種類が用意されており、この内のスピード対戦は前作・前々作にあったものの内容を踏襲しています。
 6×6の36ピースのパズルが3枚重ねで用意され、画面上部に出現する4枚の候補をカーソルで取って、フィールドに配置していきます。重なった3枚のパズルを全て完成させると勝利です。登場キャラ達はそれぞれに固有のアイテムを持っています。ピースを置くごとにパワーが少しずつたまっていき、一定量を越えるとアイテムを使用する事が出来ます。アイテムには、相手のピースを真っ黒にしたり、相手のアイテムを使えなくしたり、相手の攻撃アイテムを跳ね返したり、自分のパズルを自動的に組み立てていくものなどなど、いろいろな種類があります。これらを上手く活用する事が勝利の秘訣です。なお、勝利した時点で、相手のフィールドが3枚目に到達していなかった場合、エクセレント勝ちになり、写真撮影の際に普通なら3枚しか撮れないところが、5枚撮れるようになります。
 サンドイッチ対戦は、基本的にスピード対戦と同じですが、対戦相手と自分が同じフィールドを組み立てるというのが違います。さらに、自分のピースが相手の配置したピースを挟むとオセロのように間のピースを自分のものにする事が出来ます。そのフィールドが完成した時に、持っているピースの多い方が勝利となります。運の要素も多いですし、真ん中のピースを外周のピースと同じスピードで置いていくコンピュータの方が有利な気がしますので、基本的にはスピード対戦を選んだほうがいいと思います。ただ、エクセレント勝ちするのはこっちの方が簡単かもしれませんが。なお、アイテムによっては、どちらか片方のモードでしか利用できないものもあります。

 撮影した写真は、メモリーカードにセーブしておけます。これは、トップメニューから選べる「アルバム」モードでいつでも見る事が出来ます。

 あと、VSモードがありますが、ここではストーリーモードで登場した全てのキャラを利用して、対コンピュータ/対人間で対戦する事が出来ます。ここでしか聞けない音声やグラフィック(パズル)もあります。

 このゲームは、多分マウスを持っていないとストーリーモードのエンディングを見るのはかなり辛いと思います。前作・前々作ほどのアドバンテージは無いものの、やはり自由な方向にカーソルが動かせるマウスの方が有利でしょう。
 しかし、マウスを利用してもストーリーモードの難易度は高いです。キャラクタごとに使えるアイテムが違うので、キャラの強弱が存在します。私がプレイして強いと感じたのは「如月玲香」「神崎唯」「黒木レイ」の3人ですが、このうち如月玲香(編集長)と神崎唯(ヒロイン)の二人に途中セーブなしで連続勝利しないとエンディングに辿り着けないのです。しかも、最後にセーブできるのが最終日の行動前なので、やり直すたびに3連戦しないといけないのです。あと、ゲームが始まった直後にヒロインとのジグソー対戦があるのですが、ここでの対戦は負けてもいいとはいえ、いきなり強敵との対戦で、先行きが不安になってしまいます。

 「ある条件」でクリアすると「おまけ」モードを見ることができるとマニュアルに書かれていますが、とりあえず普通にストーリーモードをクリアするだけでは見れませんでした。もしかするとキャラのCGを全て撮影しないと見る事が出来ないのでしょうか。あと、マニュアルには「信頼度について」という項目があり、ここによると「同じ女の子の所へ通い続けて信頼度を上げていけば、その女の子のエンディングを見ることができる・・・かもしれません。」と書かれているのですが、初回プレイではそういう分岐はなさそうに感じました。早めに4人の撮影を終わらせて置いて、その後はひたすら同じ場所に通い詰めるという事をしないといけないのでしょうか。あとで雑誌記事を見てみると「6人の女の子の写真を撮って最終日になった場合は、神崎唯のエンディングにしかならない」と言う事のようです。4人、5人しか写真を撮っていなかった場合は、最後の如月玲香や神崎唯との対戦はなく、その時点でのもっとも好感度の高いキャラとのエンディングになるようです。一度、千冬ちゃんのエンディングを見る為にチャレンジしてみようと思います。

 注意すべきアイテムとその利用法を書いておきます。名前の後ろの数字は、私の思った強さの順位です。
冴木瞬介(主人公)/5
スーパーモード:自分のカーソルの移動スピードを速くする。自分では使わない方が良い。コンピュータはこの速度で、ちゃんと操作する。ずるい。
ハイパーモード:上部のピースを選択するだけで、自動的にパズルが組みあがっていく。ストーリーモードでの勝利の鍵。相手に邪魔されずに、いかにこのアイテムまでパワーを貯め、すばやく使うかで勝敗は決すると言っても過言ではない。
神崎唯(ヒロイン・学生)/2
どきどきモード:相手に自分のパズルを組み立てさせる。つまり、相手は一定時間行動できないうえに、自分のパズルはどんどん進むという卑怯なアイテム。
如月玲香(編集長)/1
キラーカード:相手を一定時間気絶(動けなく)させる。パワーの消費量が少ないので、矢継ぎ早に攻撃してくる。
プレッシャー:相手のカーソル移動の上下左右を逆転させる。マウスの敵。パッドを使っているのなら、使われた瞬間にパッドを逆さ持ちするべし。
年末進行:ハイパーモードと違って、自動的に一定時間高速にパズルを組み立てる。ハイパーモードよりは、カーソルの移動があるぶん遅いが、充分使える。が、ここまでパワーを貯めるくらいなら、キラーカードとプレッシャーを使いまくった方が効果は高いと思う。
花咲早苗(教師)/9
黒板消し:相手のフィールドの一部を見えにくくする。結構長時間効果が残るのでいやらしい。重ねがけも可能だが、最大までパワーを貯めないといけないのでなかなか利用できない。
黒木レイ(看護婦)/3
しびれ薬:一定時間、断続的に相手の動きを止める。効果が残っているあいだは、ほとんどパズルは進まないと思っていい。パワー消費量が少ないのでどんどん使うこと。
ワックス:相手のカーソルが滑ってうまく動かなくなる。マウスの敵。パッドでもかなり辛いと思う。これも比較的パワー消費が少ないのでばんばん使おう。
神庄千冬(巫女)/8
まがたま:相手のカーソルの動きを遅くする。使われたら、マウスなら頑張って転がす。パッドならLRボタンを押してカバーする。千冬のアイテムで一番使えるのはこれかも。
マイペース:自動的にパズルを組み立てる。が、マイペースで遅い。はっきりいって時間のロス。
おみくじ:大凶が出ると、相手のアイテムパワーを0にする。吉だと少し増やす。大吉だと、いっぱいにする。大凶の出る確率がもっとも高いが、運が悪いと手痛いしっぺ返しをくらうので注意。
ユグドラル・双樹(占師)/4
ブラックホール:画面の中心にブラックホールを発生させる。双方のカーソルはこれに引き寄せられる。一度中心まで引き込まれると、効果時間が切れるまで気絶状態になる。
バリア:相手からのアイテム攻撃を防ぐ。これを使っておいて、ブラックホールを使うのが常套手段。コンピュータも多用してくる。
封印:相手の全アイテムを一定時間利用できなくする。かなり長時間の効果があるので、上手く利用するべし。
園浦可奈莉(ウェイトレス)/6
スタミナドリンク:相手のカーソルを異常に速くする。上手く使えば効果的。でも、相手がそのスピードに対応できたら、最悪。
パフェ乱れ撃ち:相手のフィールドのピースが置かれていない場所に、パフェを置いてその上にピースを置けなくする。残りピースが少ない時に使われると致命的。
佐藤涼子(バスガイド)/7
猫:相手フィールドの配置済みピースを一つ置きにはじき飛ばす。完成間際に使われると致命的。逆に、相手のフィールドにピースがない時に使っても無駄。

 予想以上に難易度が高かったこと以外は、大体楽しめました。声優さんも、有名な人じゃないけどそれなりに実績のある人を起用しているようで、取り立てて下手な人もいません。絵柄も、ちょっと髪の毛の描き方やキャラの書き分けが甘い点などが気になりますが、いろいろな構図のCGを見ると結構良い感じです。

 ネタがジグソーパズルという一般向けのものなのに、これだけ難易度が高いのは問題があると思います。「ギャルゲー」にした段階で「一般向け」ではなくなるので、こういう難易度でも良いと考えたのかもしれませんが……複数回のクリアを要求するのですからもうちょっと簡単でも良かったような気がするのですが。
 通しプレイ時間自体は、1回4時間程度と丁度良いくらいなのですが、コンティニューした回数を考えると結構時間のかかるゲームなのかもしれません

アザーライフ アザードリームス

コナミ VX035-J1(SLPM-86047) 魔物系ダンジョンRPG
一押し:チェリル・チャイルド
 恋愛風味のローグ系RPGということで、密かに期待していた作品です。
 私は、コンシューマゲーム機のローグ系RPGはこれが始めてだったのですが、かなりはまる事ができました。

 主人公は、優秀な魔物使い「ガイ」の息子。7年前に「魔物の塔」で消息を断った父のあとを継ぎ、魔物使いを志す。父がいなくなった生活は苦しかったが、15歳の成人の日まで魔物の塔への立ち入りは禁じられている。母や妹に楽をさせてあげる為に、そして自分の中の魔物使いの血の為に。少年は15歳の誕生日を迎え「魔物の塔」へ旅立っていく。というような導入で始まります。

 ゲームを開始して最初に塔に向かうと、キューンという喋るモンスターが使い魔になります。初回の冒険は、キューンの説明によりチュートリアルとなっていますので、マニュアルをしっかり読んでいなくても安心です。その他にも、街の人々がゲームの進行に応じていろいろなアドバイスをしてくれます。

 このゲームは、とてもたくさんの要素が詰まっています。塔での冒険で見つけた魔物が「魔物図鑑」に書き込まれていく事や、アイテムの収集などのコレクション的な楽しみの他に、お金を貯めて街にいろいろな施設を建てていくこと、家の中にいろいろな家具を置くこと、街にいる女の子達と仲良くなることなどなど。ゲーム開始時の目標というのは特に設定されていないのですが、これだけいろいろな事ができれば、プレイヤーが自分で目標を設定できていいですよね。

 登場する女の子達は、みんな何らかの属性を持っていて、キャラが立っています。
 絵的には、パティ・パンがお気に入りなのですが、チェリル・チャイルドの薄幸の美少女ぶりに「やられ」ました。同級生2で、杉本桜子に「やられた」人はチェリルにも「やられる」と思います。あと、金月真美さんが演じるタカビー魔法使いの、セルフィ・ロードもいい感じです。コナミのウェブページのキャラ紹介には「マゾっ気のある藤崎詩織ファン必聴」とか書いてありますが、そのとおりです(笑)。

 システムがローグ系という事で、1回の冒険時間が短くていいです。短い冒険を繰り返しているうちにどんどん塔の上の方まで進んでいけるようになりますし、強くなれば、上に上がるまでの時間も短くなっていきます。この辺の調整は見事です。最終的に、メモリーカードに記録されたプレイ時間は86時間となっています。実際はゲームを動かしっぱなしにして他のことをやっていた時間などもありますので、70時間くらいだと思いますが、無理をした、という感覚はまったくないです。
 ただ、結構バグがあるみたいです。
 聞いた事のある情報で再現性のあるものは、「自分が倒した敵を同じターンに使い魔が攻撃してしまうことでフリーズする」ことや「自分と使い魔が離れ離れになっている状態で、時間切れの地震が起こり、先に使い魔のいる足場が崩れた場合、フリーズする」の2件です。他に、私が遭遇したバグとして、「エンディングを見たあとに自宅の隣の見合いを勧めるおばさんに話し掛けると、『だめー!!!』というメッセージが出たあとに女の子がでてこず、フリーズする」というものです。

 進行させていくにしたがって、結構いろいろなコツが見えてくるテクニカルなゲームで、この辺は正統派のローグクローンだなと納得させられます。
 私の見付けたテクニックや、各種データを攻略ページにまとめておきました。興味のある方は覗いてください。

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